新版登場人物紹介：アルバート・アナスタシア
名前：アルバート・アナスタシア (Albert Anastasia)
愛称：バーティ (Bertie)
性別：男
身長／体重：182㎝／80㎏
血液型：B型
出身地：イタリア
誕生日：9月26日
所属：マーダーインク、マンガーノファミリー
愛用拳銃：S&W M1917
酒／タバコ：△／×
髪の色／瞳の色：茶色／茶色
一人称／二人称：俺／お前
主な登場部：本編2，3，5部。番外編『Lepke』
――――
マーダーインクの副リーダーにして
マンガーノファミリーのメンバー。(後に副ボス、そして二代目ボスに)
元死刑囚だったがレプケの手回しにより釈放され以後彼の部下となる。
レプケのことは手腕こそ認めているものの、
常軌を逸した行動に追いつけず振り回され日々ストレスを抱えている。
幼馴染で同じファミリーに所属しているカルロを一方的に嫌っている。
性格は頑固で暴力的、根は優しいのだが素直になれない。
出生名はウンベルト・アナスタジオ。
――――
◆本編3部イメージ曲：Murder Inc『Murder Inc』
【アルバート・アナスタシア】(1902－1957)
マフィアの黄金時代を生きたイタリア系マフィアの一人で、
ニューヨーク五大ファミリーの一角マンガーノファミリーの二代目ボスにして
「暗黒街の死刑執行人」の異名をとった暗殺組織マーダーインクの副社長。
1902年、イタリアにて父ラファエロと母ルイーザの間に長男として誕生。
出生時の名前はウンベルト・アナスタジオ。
十代の頃からマンガーノファミリー初代ボスヴィンセント・マンガーノの下で
この頃アナスタシアの監督役に就いていたのが
後にマーダーインクの社長となるルイス・バカルターである。
1930年代、ラッキー・ルチアーノによってニューヨークの五大ファミリーが
再編成されアナスタシアはマンガーノファミリーの副ボスに任命される。
またほぼ同時期に創立されたマーダーインクの副社長にも選出された。
1935年頃、検察官やFBIによるマフィア狩りが本格化し
逮捕されたマーダーインクの構成員エイブ・レルズの裏切りにより
ルイス・バカルターらマーダーインクの殺し屋たちが次々と逮捕されていく中、
アナスタシアにも警察の捜査が及ぼうとしていた。
しかしその矢先、コニーアイランドのホテルで警察に保護されていたレルズが
突然謎の転落死を遂げる。警察は状況から自殺と断定したが、
これはアナスタシアを追訴から逃がすため盟友のフランク・コステロが
レルズの口を封じるべく密かに殺し屋を差し向けたのではないかと云われている。
1951年、不和が続いていたボスのヴィンセント・マンガーノが行方不明になり、
彼の弟でファミリーの相談役だったフィリップ・マンガーノが遺体で発見される。
アナスタシアは二人の殺害を否定したが彼の犯行であることは周知の事実だった。
当時最高委員会の議長だったフランク・コステロの後押しもあり、
アナスタシアは念願のマンガーノファミリー二代目ボスに就任した。
ルチアーノファミリーの副ボスだったヴィト・ジェノヴェーゼの
叛乱によって引き起こされた五大ファミリー間の抗争が激化しはじめた
1957年10月25日、ニューヨークの理髪店を訪れたアナスタシアは
二人の覆面の男たちによって銃弾を浴びせられ暗殺された。(満55歳没)
首謀者はヴィト・ジェノヴェーゼと同年にアナスタシアによってマンガーノ
ファミリーの副ボスに就いていたカルロ・ガンビーノだったと見做されている。
実行犯については諸説あり現在でも特定されていない。
理由としては独裁的な振る舞いがジェノヴェーゼの癇に触ったためとされている。
私生活としては、エルサ・バーネシと結婚し二男二女を設けている。
非常に残忍且つ凶暴で、身勝手な殺しをすることで周囲を困らせ嫌われていた。
弟のアンソニーは後にFBIへの証言の中でアナスタシアについて
「兄は家族には親切に接する優しい人物だった」と語る一方、暗殺に関しては
「彼はあまりに多くの人を殺めすぎた。殺されたことは仕方なかった」と話した。
◆アルバート・アナスタシアを取り扱った作品
・映画『暗黒街の顔役(1974)』演：ジャンニ・ルッソ
・映画『マーダーインク』演：ハワード・スミス
・映画『バラキ』演：ファウスト・トッツィ
・ドラマ『The Making of the Mob：New York』演：グース・ズッコ
etc.
