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一次創作ブログ

新版登場人物紹介:フランク・コステロ

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※15年前


名前:フランク・コステロ(Frank Costello)
愛称:フランキー(Frankie)
性別:男
身長/体重:175㎝/78㎏
血液型:B型
出身地:イタリア
誕生日:1月26日

所属:ルチアーノファミリー、コーサ・ノストラ
愛用拳銃:コルト M1911
酒/タバコ:○/○
髪の色/瞳の色:茶色/灰色
一人称/二人称:俺/お前
主な登場部:本編1,2,3,4,5部

――――
チャーリーたちの先輩ギャングで、ルチアーノファミリーのメンバー。
警察や政治家の買収や事後処理を担当している。
拘置所に囚われたチャーリーとマイエルを救出したことで仲間となり、
以後彼らの活動をサポートする形で行動を共にしている。
チャーリーたちと出会う前に組んでいたヴィトーとは
性格や考え方が真逆だったことが原因で喧嘩別れしており現在も複雑な関係。
性格は冷静沈着で無口無感情だが、密かに仲間想いで面倒見が良い。
本名はフランチェスコ・カスティーリヤ。
ヴィトーには少年時代からの渾名でフランチと呼ばれている。
本編5部の主人公の一人。
――――


◆フランクのイメージ曲1:Billy Joel『Honesty』

◆フランクのイメージ曲2:Grateful Dead『St.Stephen』





【フランク・コステロ】(1891-1973)

20年に亘りルチアーノファミリーのボスとマフィアの最高委員会議長を務め、
「暗黒街の首相」の異名を馳せたイタリア系マフィアの重鎮。
暴力ではなく政治力を武器に伸し上がり、FBI長官J・エドガー・フーヴァーや
大統領ジョセフ・P・ケネディらと親交をもつことで絶大な権力を手に入れた。

1891年、イタリアの貧農の家で父ドン・ルイージと母マリアの間に生まれる。
出生名はフランチェスコ・カスティーリヤ。
1895年、家族と共に渡米しニューヨークのイースト・ハーレムに移り住んだ。

十代半ば頃から不良仲間と窃盗や強盗を繰り返すようになる。
この頃の仲間には、後にルチアーノファミリーの二代目副ボスとして
二代目ボスとなるコステロを支えるウィリー・モレッティがいた。
また、アイルラン系ギャングで後にハーレムの有名な高級ナイトクラブ
コットンコラブを経営するオウニー・マドゥンとも知り合った。

1915年頃にはユダヤ系ギャングで実業家の
アーノルド・ロスティンの支援を受けながら賭博業や密輸業を始める。
1920年代に入り、ラッキー・ルチアーノ、マイヤー・ランスキーらと知り合い
彼らをロススタインのもとに誘い弟弟子とした。

1931年にカステランマレーゼ戦争が終結すると、
ルチアーノファミリーの相談役(コンシリエーリ)としてルチアーノを支えた。
賄賂を巧みに用いて警察をはじめ、政界や法曹界の人間を買収し
いざという時のコネ作りを念入りに行った。

1936年にボスのルチアーノが逮捕され、
翌1937年には副ボスのヴィト・ジェノヴェーゼも
当局の摘発をおそれイタリアへ逃亡したため、
空席となったボスの座に代理としてコステロが選ばれた。
1946年にルチアーノが国外に追放された後正式に二代目ボスに就任するが、
時を同じくしてジェノヴェーゼがアメリカに帰国したため
ボスの座をめぐりコステロとジェノヴェーゼの間で抗争が始まることとなる。

1950年代に入り、ジェノヴェーゼとの抗争が激化すると
ジェノヴェーゼは1951年にコステロの右腕のモレッティ
強引に粛清するなどしてコステロを追い込んだ。
そして1957年、コステロは後にジェノヴェーゼの後を継ぎボスとなる
ヴィンセント・シガンテに銃撃を受ける。
幸いに命は取り留めたものの、この事件によりコステロは引退を決意し
ジェノヴェーゼにボスの座を譲り渡した。

しかし、コステロは同年に行われた
ジェノヴェーゼの正式なボス就任を発表するアパラチン会議において、
事前に警察にその情報を流し集まっていたジェノヴェーゼ派の幹部らを
一斉摘発させるという工作を行った。
以後もジェノヴェーゼを何度も有罪に追いやり投獄させるなど、
周囲のジェノヴェーゼへの信用を失わせるなどして彼の力を削ぎ続けたと云う。

私生活では、1914年にドイツ系ユダヤ人のロレッタ・ジェイガーマンと結婚。
夫妻の間に子供はいなかった。
晩年はニューヨークを離れマンハッタンの高級ホテルで余生を送った。
1973年、心臓発作を起こし搬送先の病院で死去。(満83歳没)
彼の死はニューヨークタイムズの一面をもって報じられた。


◆フランク・コステロを取り扱った作品
・映画『モブスターズ/青春の群像』演:コスタス・マンディロア
・ドラマ『The Making of the Mob:New York』演:アンソニー・ディカルロ
・ドラマ『The Gangster Chronicles』演:ジェームズ・アンドロニカ
・書籍『マフィアの興亡』編:タイム・ライフ
・書籍『アメリカを震撼させた男たち』著:ヒロ服部
etc.

※新しい設定、情報などは随時記事に追記、
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