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一次創作ブログ

新版登場人物紹介:ベニー・シーゲル

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名前:ベンジャミン・シーゲル(Benjamin Siegel)
愛称:ベニー(Benny)
性別:男
身長/体重:185㎝/74㎏
血液型:AB型
出身地:東欧(ユダヤ系)
誕生日:2月28日

所属:ルチアーノファミリー
愛用拳銃:RSAF エンフィールド No.2 MkⅠ
酒/タバコ:○/○
髪の色/瞳の色:黒/エメラルド
一人称/二人称:俺/アンタ、キミ
主な登場部:本編1,2,3,4部

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マイエルの弟分で、ルチアーノファミリーのメンバー。
暗殺・密偵担当。
少年時代からマイエルの用心棒としてコンビを組んで活動していた。
性格は社交的で女好き、短気で金遣いが荒いなど。
感情任せの暴挙に走り、マイエルに叱咤されることが非常に多い。
髪や肉体の手入れ、服装や立ち振る舞いへの拘りには余念がない。
マイエルの云うことには何かと反抗するも、実の兄のように慕っており
彼のためならどんな汚れ仕事を請け負うことも厭わず命すら惜しまない。
本編4部の主人公。ヴァージニア・ヒルの愛人。
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◆ベニーのイメージ曲:Earth Wind and Fire『September』


◆4部のイメージ曲1:orange pekoe『愛の泉』


◆4部のイメージ曲2:Stevie Wonder『Isn't She Lovely』

◆4部のイメージ曲3:小幡美奈子『There'll Never Be Good-Bye』






【ベンジャミン・“バグジー”・シーゲル】(1906-1947)

禁酒法時代を代表するユダヤ系ギャングの幹部の一人。
ラスベガスに初の歓楽私設フラミンゴホテルを建設したことで有名であり
“ラスベガスの父”と呼ばれている。
ファシスト党ベニート・ムッソリーニの暗殺計画を企てた逸話をもつ。

1906年ウクライナからアメリカへ移住してきた
父マックスと母ジェニーの間に次男として生まれる。
ブルックリンで生まれ育ち、幼い頃からストリートギャングに身を投じ
ローワーイーストサイド界隈で窃盗や恐喝などをはたらくようになる。
少年時代からあまりの素行の悪さと短気で暴力的な性格から
「害虫、虫けら」を意味する“バグジー”の蔑称で呼ばれていた。

その反面、大きく美しいブルーの瞳をもったハリウッドスター顔負けの美男子で、
常に高級スーツを着用し髪や爪の手入れも欠かさず
ジムに通うなどして肉体造りにも余念がなかったという。

1920年代初めは兄貴分のマイヤー・ランスキーとタッグを組み、
彼の用心棒兼専属のヒットマンとなった。
盗難車を闇ルートに流して売り捌くなどして暗躍した。

その後、ランスキーやラッキー・ルチアーノと共に
アーノルド・ロススタインの傘下に入り酒の密輸密売などを行った。
ロスティンの死後はルチアーノのもとでカステランマレーゼ戦争に加わり、
二大ボスのジョー・マッセリアと
サルヴァトーレ・マランツァーノの暗殺に関与した。
抗争終結後は、ランスキーと共に暗殺組織マーダーインクの創案創設を行った。

1937年頃、シーゲルは警察の追撃と暗殺者の追撃を避ける目的と
組織の西海岸進出を兼ねてカリフォルニア州に派遣された。
当地のギャングのボス、ジャック・ドラグナーを下し彼の縄張りを手に入れ、
ランスキーらの指揮のもと事業拡大の計画に着手し始める。

1940年代初め、シーゲルは生涯一番の愛人となるヴァージニア・ヒルと出会う。
シーゲルはヒルと共に西海岸の豪邸に移り住み優雅な生活を送った。
そんな中1945年、シーゲルは当時荒廃した砂漠しかなかったラスベガスに
オアシスとなる初の賭博街を建設することを計画する。
その第一号となるカジノホテルに愛人ヒルの愛称「フラミンゴ」を名付けた。

しかし、フラミンゴホテルの建設費用は
当初予定していた金額を大幅に上回ってしまい組織に多大な損害を与えてしまう。
さらに組織はシーゲルとヒルの建設費横領を疑い始め、
1946年にハバマで行われた組織のコミッションでは
遂にシーゲルの処遇について本格的に話し合われる事態になり、
組織のシーゲルへの信用は地に堕ちるものとなった。

その後、フラミンゴホテルは予定通り1946年12月26日にオープンを果たすが、
連日の悪天候と交通の便の悪さが災いしすぐに一時休業に追い込まれてしまう。
翌1947年3月にフラミンゴホテルは改名の後再オープンするが、
結局組織が想定していた利益を上げることはできず経営は再び難航した。

そして1947年6月20日、遂にシーゲルはラスベガス進出失敗の責任を取らされ
ビバリーヒルズにあるヒルの邸宅で射殺された。(満41歳没)
当初は犯人像に様々な憶測が飛び交ったが、後年ラッキー・ルチアーノは
「シーゲルの死は組織がハバナ会議で決定した正式な処刑だった」と語った。
また、生涯シーゲルの相棒だったマイヤー・ランスキーは
唯一人最後までシーゲルの助命を嘆願し続けていたという。

私生活としては、1929年にエスタ・クラカウワーを結婚し二女をもうけている。
21世紀になりラスベガスに建設されたマフィアの博物館には、
シーゲルの次女ミリセント・ローゼン氏が寄贈した
シーゲルの遺品が多数展示されている。
シーゲルが夢と命をかけて建設したフラミンゴホテルも
「フラミンゴ・ラスベガス」として現在も活躍している。


◆ベンジャミン・シーゲルを取り扱った作品
・映画『モブスターズ/青春の群像』演:リチャード・グリエコ
・ドラマ『The Making of the Mob:New York』
演:ジョナサン・C・スチュワート
・ドラマ『The Gangster Chronicles』演:ジョー・ペニー
・書籍『マフィアの興亡』編:タイム・ライフ
・書籍『アメリカを震撼させた男たち』著:ヒロ服部
etc.

※新しい設定、情報などは随時記事に追記、
その後コメント欄にてお知らせ致します!