osk'HOUSE

一次創作ブログ

新版登場人物紹介:チャーリー・ルチアーノ

イメージ 1

イメージ 2


名前:チャールズ・ルチアーノ(Charles Luciano)
愛称:チャーリー(Charlie)
性別:男
身長/体重:179㎝/67㎏
血液型:O型
出身地:イタリア(シチリア系)
誕生日:11月24日

所属:ルチアーノファミリー/コーサ・ノストラ
愛用拳銃:S&W M13
酒/タバコ:○/△
髪の色/瞳の色:赤茶/群青
一人称/二人称:俺/お前、あんた
主な登場部:本編1,2,3,4,5,6部

―――――
ニューヨークの新興ギャング団・ルチアーノファミリーのリーダー。
交渉・取引担当。
少年時代に暴力事件に巻き込まれたマイエルを助けたことで彼と親友になり、
マイエルの弟分ベニーと彼らの窮地を救ったフランクと共に
ルチアーノファミリーを結成する。
フランクの誘いでユダヤ系ギャングの実業家ロスティンのもとで
犯罪ビジネスのノウハウを学ぶ。
性格は飄々として陽気。ファミリーのムードメーカーでもある。
少々危なっかしい行動が目立つが、他人を惹きつける魅力と統率力をもつ。
人種や身分の枠組みを取り除き近代的なビジネスを展開する
新しいマフィアの組織を創り上げることを野望とする。
父親はマランツァーノの元部下であり、
右目の傷を含み彼とは深い因縁をもち最大と敵と称している。
自称独身貴族で色恋はしない主義。(興味がないわけではない)
本名はサルヴァトーレ・ルカーニア(愛称トート)。
―――――


◆チャーリーのイメージ曲:Daft Punk『Get Lucky』

◆本編1部のイメージ曲1:映画『メトロポリス』より

◆本編1部のイメージ曲2:Yellowcard『Fighting』

◆本編1部のイメージ曲3:Jamiroquai『Virtual Insanity』






【チャールズ・“ラッキー”・ルチアーノ】(1897-1962)

イタリア系マフィアの最高幹部にして犯罪シンジゲートの立案者。
古い掟や仕来たりに凝り固まった時代遅れのマフィアの形態を解体し、
近代的なビジネス組織へと改革した人物として知られる。

1897年、イタリアはシチリア島の貧しい村で
父アントニオ、母ロザリアの次男として生まれる。
出生名はサルヴァトーレ・ルカーニア。
1906年、貧困と飢饉から祖国を離れ家族と共に新天地アメリカに渡り、
後年自身で「人生最悪の経験」と振り返った
ニューヨークはローワーイーストサイドのスラム街で少年時代を過ごす。

英語が話せず学校に馴染めなかったルチアーノは、
やがて不良行動に走りファイブポインツギャングに入る。
そこで後にシカゴマフィアのボスになるアル・カポネと出会い親友となる。

カポネがシカゴへ旅立った次は、
終生のパートナーとなるマイヤー・ランスキーと運命的な出会いを果たす。
ルチアーノは後に「一瞬で彼の度胸に惚れ込み運命を感じた」と話し、
二人の友人であるベンジャミン・シーゲルは
「ルチアーノとランスキーは恋人よりも強い絆で結ばれた仲だった」と語った。

そしてルチアーノはランスキーとシーゲルにフランク・コステロらを加え、
ニューヨークの新興ギャングファミリーとしては最も強力な組織
ルチアーノファミリーを結成しそのリーダーとなる。

1920年代、イタリア系マフィアのジョー・マッセリアと
サルヴァトーレ・マランツァーノによる大抗争カステランマレーゼ戦争が勃発。
ルチアーノは一旦はマッセリア側に付き様子をうかがっていたが、
マランツァーノに自分に協力すれば利益と地位を保証すると話を持ちかけられた。
ただし、ランスキーたちユダヤ系の仲間を裏切ることが条件だった。

マランツァーノの申し出を拒否し続けたルチアーノは
1929年、マランツァーノの配下に誘拐され拷問にかけられる。
数日後、意識不明の重体で発見されたルチアーノは緊急手術の末、
顔に50針以上を縫う傷などが残ったものの奇跡的に生還を果たした。
彼の驚異的なまでの幸運を称え、仲間たちは彼を“ラッキー・ルチアーノ”と呼び
世界的に知られる渾名となった。

マランツァーノらを倒し、カステランマレーゼ戦争を制したルチアーノは
マフィア組織を再編成しビジネス組織として始動させたことで、
1930年代からの約15年間ニューヨークのマフィア界に平穏と発展をもたらした。

1946年、ニューヨーク州知事(元検事)のトーマス・E・デューイによって
アメリカを追われ祖国イタリアに強制送還される。
追放後はナポリの街などに落ち着いたが、
独自にヨーロッパを中心に犯罪ビジネスを展開させたり
キューバで開かれたニューヨークマフィアの委員会に出席するなどして
依然として犯罪界で絶大な影響力をもち続けた。

晩年はスカラ座バレリーナだった
イゲア・リッソーニを愛人とし優雅な生活を送った。
しかし、ルチアーノは生涯独身を貫き通し子供をもうけることもなかった。

1962年、ナポリ空港にて心臓麻痺を起し死去。(満64歳没)
通説では病死とされているが、死の直前に自伝映画製作の件をめぐり
マフィア組織との間でいざこざが生じていたことなどから
現在でも暗殺説が残っている。


◆ラッキー・ルチアーノを取り扱った主な作品
・映画『モブスターズ/青春の群像』演:クリスチャン・スレーラー
・映画『コーザ・ノストラ(原題:Lucky Luciano)』
・映画『奴らに深き眠りを』演:アンディ・ガルシア
・映画『ビリー・バスゲイド』演:スタンリー・トゥッチ
・映画『バラキ』演:アンジェロ・インファンティ
・ドラマ『The Making of the Mob:New York』演:リッチ・グラフ
・ドラマ『The Gangster Chronicles』演:マイケル・ヌーリー
・ドラマ『ボードウォーク・エンパイア‐欲望の街‐』
演:ヴィンセント・ピアッツァ
・書籍『マフィアの興亡』編:タイム・ライフ
・書籍『アメリカを震撼させた男たち』著:ヒロ服部
・書籍『マフィア流 交渉の極意』著:丸山隆三
・書籍『マフィア その神話と現実』著:竹山博英
・書籍『ラッキー・ルチアーノの遺言』著:ラッキー・ルチアーノ
etc.


※新しい設定、情報などは随時記事に追記、
その後コメント欄にてお知らせ致します!