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一次創作ブログ

【MOBSTERS】ネタノート(1)


『MOBSTERS』のストーリーや世界観、キャラクターについての話から
ただのどーでもいい妄想まで色々記入していくネタノートです^ω^
ときどき真面目に歴史語りしたりします(笑)

新しいネタがまとまり次第こちらの記事に随時追記していく方針です。
追記した際はこの記事のコメントでお知らせします。
ある程度記事が長くなってきたら次のネタ帳記事を更新します。

基本的に物忘れが激しい自分のための情報保存用記事ですが
コメント欄は解放してありますので、もしご意見・ご感想などがございましたら
是非コメントをよろしくお願いします!
今後の創作の参考や励みにさせていただきます^ω^

【2014.10.22】




【2月2日:チャーリーとマイエル】

一言で云うと「友達以上、恋人以上の関係」。
チャ「お前がいないと俺ダメだからな(照)」
マ「俺がいないとお前はダメなんだろう(呆)」。
ただ実際に片方がいなくなったとしたら、
チャーリーはかなり長い時間影響が出ると思うけど、
マイエルは早々に割り切って立て直すと思う。

チャーリーはかなり落ち込むし仕事に多少支障も出すし
周囲にも「なんかアイツ気の抜けたコーラみたいだな」
とか云われるくらい元気もやる気もなくなる。
ただ何の役にも立たない廃人って程ではない。
でも喪失感は消えることも癒されることもない。所謂一生傷というやつ。

マイエルは「失うまではハラハラする」タイプ。
失うまいと全力で奔走する。
それはチャーリー個人にたいしての情も全くないことはないけど、
多くはその後の仕事での損失とか被害とかを考慮してのこと。
失ってしまったら即座に次の手を打つ。彼には友の死を悼む時間もないから。

「失っても忘れないこと、想い続けることが大切。
それでやっといつも通りの自分を保てるから」っていうチャーリーと、
「もう戻ってこないものに何をしても時間の無駄。
唯一できることは、今まで通りに進み続けることだ」というマイエル。

一見水と油みたいな二人だけど、
どっちも相手の自己完結を否定することも非難することもしないで
「お前らしいな」って云うと思う。
性格も考え方もほとんど真逆な二人だけど、
互いが互いのことを理解して受け入れてるんだよね。
友情以上、愛情以上の絆で結ばれている。




【1月24日:女性キャラのスリーサイズ】

ヴァージニア⇒165/45、84(D):57:85

クイーン⇒173/57、90(F):63:89

サマンサ⇒177/61、87(E):60:90

カタリーネ⇒153/40、77(A):54:76

コニー⇒156/42、79(B):58:80

ミリセント⇒138/31、66(AAA):52:68

過去のスケブにメモってあったものです。
幼女のスリーサイズまで書いておくなんてイケませんな←




【1月24日:犬派猫派】

チャーリー…「犬派」
大型犬も小型犬も幅広く好き。本人も犬に好かれやすい体質。
住んでるアパートでは犬が飼えないので事務所で飼おうとマイエルに相談したら
「これ以上厄介なモン飼えるか」と云われて「…?」となった。

マイエル…「犬派」
ただし見る専、自分では飼わない。
犬派と云うのも「猫よりは犬の方がいくらかマシ」レベル。
毛がモサモサした犬より短髪の中型犬がいい、好みなのは柴犬。

ベニー…「猫派」
気まぐれで我儘で手のかかる猫を飼い慣らすのは
なんとなく狙った女を落とす時の快感に似ている、らしい。
本人曰く「アメリカンショートヘアが世界で一番美人」。

フランク…「猫派」
本人は特にどちらと云うのことはないのだが、
野良猫が家の庭に勝手に棲みついたり、
自分の子供が拾ってきた捨て猫をなりゆきで飼うことになったりと
何かと猫に縁がある体質。

レプケ…「猫派と見せかけた犬派」
絵面的には自分には猫が似合うと思っている。
でも猫の恩知らずで八方美人な性格がどうも気に喰わない。
主人に忠実で謙虚な性格の犬の方が心情的には好き。

アルバート…「犬派と見せかけた猫派」
「マーダーインクの番犬ケルベロス」と云われている(かどうかは定かではないが)
ほど周囲からも犬派のイメージを持たれているが実は子猫が好き。
しかし残念なことに猫アレルギーでありすごく遠目でしか見れない。

カルロ…「犬派」
動物は何でも好きだが特に犬は大好き、家でも数匹飼っている模様。
過去に猫に思いっきり鼻を引っかかれて「猫は愛情表現が過激なのが大変だね」
と話していたが、どうやら本人は嫌われているとは自覚していないらしい。

サマンサ…「猫派」
住んでいるアパートで猫を飼っている、種類はロシアンブルー。
仕事柄他人に預けることが多いが、
隣近所はみんな動物愛好家なのでとても助かっている。




【1月20日:子供の好き嫌い】

チャーリー…「好き」
もし息子をもつことができたら一緒に大好きなキャッチボールをするのが夢だった。
巷のちびっこには好かれつつも馬鹿にされてる感が否めない。
おそらく精神レベルが同じだから気が合うんだと思われる。

マイエル…「嫌い」
仕事中に事務所の下の道路から聞こえてくる子供の遊び声がうるさくてしょうがいない。
ぶっちゃけこんな職業じゃなけりゃ警察に通報してるレベル。
基本的に子供には好かれないタイプだが
万が一好かれてしまうとどうしたらいいか分からない。

ベニー…「好き(ただし女児に限る)」
男全般(男児も含む)に興味がない。
女児の将来の姿を想像して「立派なレディになったら相手してあげるよ」
と云うのが楽しみ。
だが決してロリコン属性ではない。

フランク…「好き」
妻子持ちのため子供の元気な姿や成長を見ることは楽しい。
自分から子供に近づくことはないが子供から近づいてくれると普通に嬉しい。
表情には出さないが心の内では喜んで笑ってる、はず。

レプケ…「(表面上好きを装っているが本当は)嫌い」
キャラ作りのために子供好きアピールをしようとするが
子供たちに悉く本心を見抜かれて撃沈している。
その度マジギレ5秒前。

アルバート…「(表面上嫌いを装っているが本当は)好き」
口では嫌いと云うし子供の扱いが上手いわけではないが
赤ん坊や幼児が笑ってると思わず可愛いと思ってしまう。
可愛さのあまりよく赤面したり顔がニヤけたりしてレプケにキモがられる。

カルロ…「好き」
世界で一番好きなものは子供と云うくらい子供大好き。
自分から子供たちの中に混ざっていくほど積極的だが
子供からはデカっ鼻を散々馬鹿にされたあげく泣かされるという不憫。
それでも子供は可愛い。

サマンサ…「好き」
こんな人生でさえなければ普通に結婚して子供を産みたいと思っていた。
その道を諦めた今でも外で子供の姿を見かけると少し寂しくなる。
特に女児を望んでいて可愛い服をうんと着せてあげるのが夢だった。




【12月19日:誕生日】

※実際のものと捏造のものとごちゃ混ぜです。
 
9月4日 ミッキー・コーエン
9月26日 アルバート・アナスタシア
 
10月15日 マダム・クイーン
10月31日 バンピー・ジョンソン

11月24日 チャーリー・ルチアーノ
11月27日 ヴィトー・ジェノヴェーゼ
 
12月27日 レッド・レヴィン
 
1月17日 アルフォンス・カポネ
1月17日 ジョー・マッセリア
1月26日 フランク・コステロ
 
2月6日 レプケ・バカルター
2月28日 ベニー・シーゲル


7月4日 マイエル・ランスキー
7月20日 マッドドッグ・コール
7月31日 サルヴァトーレ・マランツァーノ
 
8月6日 ダッチ・シュルツ
8月24日 カルロ・ガンビーノ
8月26日 ヴァージニア・ヒル



【12月10日:イメージソング】

オリジナルではなく敢えてカバー、
アレンジされた方を選んでるものがいくつかあります。
その辺りの詳細は割愛させていただきますm(__)m


1チャーリー・ルチアーノ
Yellowcard『Fighting』
Daft Punk『Get Lucky』
…ひたすらチャーリーらしく主人公らしい曲をチョイス。

2マイエル・ランスキー
Vic Mignogna『Brothers』
…義弟ベニーへの過去と未来への懺悔と決意。

3ベニー・シーゲル

Morten Harket『Can't Take My Eyes Off You』

…ああ見えて本当はこれくらい真っ直ぐで純愛派。

4フランク・コステロ
Billy Joel『Honesty』
…こうありたいと願いながらも時代の流れに抗えず苦悩する深層心理。

5ルイス・バカルター
Babyface『Tender Lover』
…レプケに当てると歌詞の内容が裏返って欺瞞と皮肉に聴こえるという遊び。

アルバート・アナスタシア
Oasis『Wonderwall』
…親友カルロへの本当の思いを伝えられないもどかしさ。

7カルロ・ガンビーノ
Eric Clapton『Change The World』
…彼の夢は愛する家族と生きていくためにこの世界を変えること。

8ヴィトー・ジェノヴェーゼ
Starset『My Demons』
…悪に染まり染められ大きな力に歓喜しながらも嘆き苦しむ悪魔。

9マダム・クイーン
Lorde『Royals』
…「女王様って呼んでもいいのよ?」のフレーズに一目(耳?)惚れ。

10サマンサ・レヴィン
Madonna『Frozen』
…極寒の戦地で孤高に戦った彼女が得た熱い想い。

11エイブ・レルズ
Malcolm McLaren『About Her』
…失った愛しい人を回想しながら過去の惨劇に憎悪を燃やす。

12ヴァージニア・ヒル
Patti Page『Moon River』
…傷つけても傷つけられても貴方と一緒に。


チャーリーは主人公の特権ということで2曲選びました。
他のキャラは平等に1曲ずつにしておきました。
それぞれのキャラの「表向きには語れない過去や心境、夢」
にリンクして選んだものが多いです。




【12月10日:使用言語】

共通使用語は全員英語(米語)です。
何もないキャラは英語オンリー。

チャーリー:イタリア語
マイエル:インディッシュ語、ロシア語、ヘブライ語
ベニー:インディッシュ語、ヘブライ語
フランク:イタリア語

レプケ:インディッシュ語、ロシア語、ヘブライ語
アルバート:イタリア語
カルロ:イタリア語
サマンサ:ロシア語
エイブ:インディッシュ語、ドイツ語、ヘブライ語

カポネ:イタリア語
マッセリア:イタリア語
マランツァーノ:イタリア語、ロシア語、スペイン語ギリシア語、ラテン語
マッド:

ダッチ:ドイツ語、インディッシュ語、ヘブライ語
クイーン:フランス語、ラテン語
バンピー:

ヴァージニア:
ミッキー:
エトウ:日本語

ヴィトー:イタリア語
ジョセフ:イタリア語、ロシア語、ラテン語
トミー:イタリア語


マランツァーノはもっと話せたとのこと。
チャーリーは英語と相性が悪かったのかかなり長い間話すことができなくて
イタリア語訛りも強かったみたいです。




【11月21日:体重と血液型】

チャーリー(67㎏、O型)、マイエル(52㎏、A型)、ベニー(74㎏、AB型)
フランク(78㎏、B型)レプケ(56㎏、AB型)、アルバート(80㎏、B型)
カルロ(55㎏、O型)、サマンサ(61㎏、A型)エイブ(63㎏、A型)
ヴィトー(72㎏、A型)、マランツァーノ(81㎏、AB型)、マッセリア(88㎏、B型)
マッド(60㎏、B型)、カポネ(63㎏、AB型)、ダッチ(59㎏、A型)
クイーン(57㎏、O型)、バンピー(90㎏、A型)、ヴァージニア(45㎏、B型)
ミッキー(70㎏、B型)、エトウ(65㎏、O型)、トミー(66㎏、AB型、)
ジョセフ(58㎏、A型)

使い道はなさそうだけどテキトーに考えてみた。




【11月11日:兄貴たち】

昔「アルバートはレプケのこと兄貴だと思って一応慕ってる」
みたいなこと云いましたが、今思うのは全然そんなことないなっていうね。
アルはレプケのことむしろ嫌ってて
人間的に理解できないしたくもないと思ってる。
ただなんとなく惹かれるんだろうな。何にかはわからないが。

レプケも一応社長だけどアルバートはじめ
社員の手本とか尊敬の的になろうなんてことは考えないで
自由気ままにやりたい放題やってるだけ。
そんな凄い自分を見せびらかして楽しんでる趣味の悪いナルシストなんだ。
うざいし迷惑な奴だ。

その根元にあるのは幼少期の経験で、
彼は貧しい家の末っ子であんまり周囲から構ってもらったり
目立つことがなかったんだと思う。
その時の反動が今の
「俺を見ろ!俺ってスゲー!」アピールの塊みたいなレプケを作ったんだろうな。

能力を発揮できる地位に就いて、なまじ権力と財力を持ってからは
目立ちたがりに歯止めが効かなくなってとうとう暴走の域に達しちゃう。
それが結果的に彼がチャーリーやマイエルに
マーダーインクごと切り捨てられた原因になるだろう。
とんだピエロだ。

もちろん真面目なアルは何度もレプケを戒めてきただろうが、
云わずもがな聞く耳持たずだった。
副社長として社員を守らなきゃいけない責任感と、
レプケに対する謎の逆らえない裏切れない魅力の板挟みになって、
彼は相当精神的にキツかったと思う。

最終的に結局会社もレプケも守ることができなかったアルだけど、
悲しみや後悔はほとんどなく
むしろ何かの呪縛が解けたように清々しさを感じていた。
その後五大ファミリーのいちボスに収まった彼には
もう自分をセーブするものはなく、
その勢いは今まで重んじてきた人間としての感情や領分を凌駕する程だった。
やがて彼も進化から暴走の末路を辿っていく。
まるでかつての誰かが乗り移ったように。
本当の意味で彼を魅了した呪縛は解けてなんていなかったのかもしれない。
何このホラー。

カルロが最終的に堕ちずに勝ち残ったのはああ見えて結構芯が強かったから。
親友アルバートがレプケに毒されて変わり果ててく姿を見ても
ヴィトーやトミーに唆されて利用されても、
決して初心は忘れなかった。
失敗や辛い経験ばかりだったけど、彼にはそれを糧にできる強さがあった。

今ではむしろ「兄貴」が似合うのはあるの方だと思うな。
厳しくも完璧な社員教育でマーダーインクの軸固めに尽力した。
もちろん報酬などの待遇も仕事振りに見合った分を与えるなど
社員らへの労いも欠かさない、
頼れる憧れの副社長だった。

実際アルバート・アナスタシアはマフィアになる前は軍の体育教官でした。
創作では残念ながらその経歴はカットしてます。多分陸軍士官学校に行ってた、
くらいの裏設定があるくらいです。



【11月3日:打算的な男】

マイエルは基本的に人を計算で測り価値を判断する男です。
だからビジネス的に何の利益にもならない人間とは無駄に馴れ合いをしない、
一切関わらない。
それはそう心掛けてるというわけじゃなくてもう先天的な性質、本能に近い。
ちょっと残念というかかわいそうな性格です。

例えば、チャーリーは人当たりが良く
自然と同志の仲間が集まってくる性質だから有能な人材の発掘に役立つ。
陽気な雰囲気とリーダーシップは
ファミリーを売り込むための顔役として適してる。
そもそもチャーリーをこれらの理由から
チームのリーダーに推したのはマイエルだった。

ただ幼い頃から兄弟のように育ったベニーに対しては
やはり特別な感情があった様子。
ベニーも頭は切れるしマイエルには忠実だから充分役には立つんだけど、
組織の中で生きる人間としては致命的な性格だった
(短気で喧嘩っ早く悪目立ちして反感を買いやすい)。

多分少年時代の付き合いさえなければとっくに切ってたと思う。
もしくは最初から仲間に抱えたりはしなかった。
マイエルがチームを作るときまだ11歳だったベニーを連れてきたのは、
半分は自分の手足になる忠実な子分だからだけど、
もう半分は大事な弟、家族だったから。

しかし最終的にマイエルがベニーに下した残酷なものだった。
今までも打算的な本能に忠実に、組織の弊害となる存在を抹消してきたけど、
その都度組織に安定と発利益をもたらした。
でもベニーを失ったときだけは、
結果としてどんな利益を得ても損失感を埋めることができなかった。

同じ同志でもダッチやレプケの時は
一切容赦なしの見事な斬り捨て御免だっただろうけどね。
流石のマイエルもやっぱりね、
お兄ちゃんにとって弟は特別だったということでしょう。
生涯彼のこの性格は変わらなかっただろうけど、
彼の中で利益と感情の天秤が少し傾いた瞬間でした。

マイエルがそこまでがむしゃらに組織拡大と資金集めに没頭するのは、
彼が抱えている二つの壮大な野望のためなんですが、これはまた別の機会に^^




【10月27日:アルバートとカルロ】

アルバートはトロペーアで生まれ、カルロはシチリアで生まれた。
二人とも少年期はシチリア島で過ごす。小学校時代に出会う。
アルバートは文武両道の秀才だったが、
無口な一匹狼でクラスで浮いた存在だった。
一方カルロは背が低く力も気も弱いいじめられっ子だった。

性格上曲がったことが大嫌いだった(あと根は優しかった)
アルバートはカルロをいじめから助けるため初めて人に暴力を振るった。
これをきっかけにアルバートはクラスメートや学校から疎まれるようになったが、
カルロとは妙な縁ができて一方的に懐かれてしまった。

カルロの件で暴力癖がついてしまったアルバート
気に入らないことがあると力で捩じ伏せるようになっていく。
ただその行動には私利私欲のためじゃなく、
彼の一貫した正義(弱い者を護る)が感じられたため、
カルロだけは彼の傍を離れようとしなかった。

やがて貧困から暗黒街へと足を踏み入れてしまった二人(カルロはほぼついで)は
コーサ・ノストラを目指しギャングになる。
しかし、当時純血のシシリアンのみが入ることを許されたマフィアの世界では、
シチリア生まれのカルロと余所者のアルバートの間に差別の壁が生じる。

シチリア生まれというだけで仲間内から贔屓され、
余所者だからというだけで見下されることに激しい怒りを感じたアルバート
やがてカルロに冷たく当たるようになる(もともとそんなに仲良くもなかったが)。
そして自分に纏わりつく理不尽全てを憎み、それらに暴力をぶつけるようになる。

カルロに対する暴力には、カルロの意気地の無さに対する
怒りと内に秘められたカリスマ性に対する嫉妬があった。
それは当時アルバートだけが気付き、そして認めていたたカルロの才能で、
カルロがそれを活かせず終わってしまうかもしれないことに
もどかしさを感じていたのだ。

一方のカルロには、親友アルバートに対する純粋な友情しかなかった
。彼にとってはアルバートに尽くし彼を支え続けることが一番の望みであり、
自身にできる精一杯だと思っていた。
シシリアンだからといって組織のトップになろうなんて気は全くなかったのだ。

互いにすれ違ったもどかしい友情を抱えたまま、二人はニューヨークに渡る。
しばらく別々に活動していたが、
やがてマーダーインクを通じて二人は再びコンビを組むことになる。
抗争後チャーリーらが築いた平等の新時代のお陰で、
人種に関しての二人の蟠りは多少なくなった。

だが、15年の平穏を破ったジェノヴェーゼの抗争により再び二人は分裂する。
今度は心身ともに離ればなれになって。
カルロには親友と戦わなければならない虚しさばかりが込み上げていた。
しかし、アルバートは自分が認めた相手と真っ向から戦えるやっとの機会に
どこか高揚していた。

激しさを増し長引く抗争の中で、
カルロもやがてアルバートの真意と自身の中に眠っていた力に目覚め始める。
しかし、その時にはすでに二人の最後の瞬間がもう間近に迫っていた。


ルチアーノ帝国時代以降、
それまで純血のシシリアンのみしか認められなかったコーサ・ノストラの幹部に
シチリア生まれのイタリア人をはじめ、
実力さえあれば様々な人種の人々が
その地位に就くことを許されるようになりました。

しかし、その後の時代もシシリアン以外の人間が
いちファミリーのボス以上の地位に就くことはまだまだ難しかったようです。

後にアルバートはファミリーの前ボスを殺害するという
強硬手段を取りそのボスの座に就きますが、
その報いは僅か数年で彼の身に同じ形で降りかかることになります。





【10月24日:ストーリー構成】

◆1部 カステランマレーゼ戦争編 (1929~1932年)
…中心人物⇒チャーリーとルチアーノファミリー
…舞台⇒ニューヨーク
…ゲストキャラ⇒マランツァーノ、マッセリア、マッドドッグ、カポネ

◆2部 ハーレム奪還編 (1932~1935年)
…中心人物⇒チャーリーとルチアーノファミリー及びマーダーインク
…舞台⇒ニューヨーク(ハーレム地区)
…ゲストキャラ⇒ダッチ、クイーン、バンピー、マッドドッグ

◆3部 マーダーインク興亡編 (1936~1944年)
…中心人物⇒レプケとマーダーインク
…舞台⇒ニューヨーク
…ゲストキャラ⇒エイブ

◆4部 ラスベガス振興編 (1936年~1947年)
…中心人物⇒ベニーとヴァージニア
…舞台⇒ラスベガス
…ゲストキャラ⇒ミッキー

◆5部 五大ファミリー抗争編 (1947~1960年)
…中心人物⇒群像劇(フランク、アルバート、カルロ、マイエル)
…舞台⇒ニューヨーク
…ゲストキャラ⇒ヴィトー、トミー、ジョセフ

◆6部 晩鐘編 (1961~1970年)
…中心人物⇒チャーリーとマイエル
…舞台⇒イタリア及びニューヨーク



自分の中ではこの構成で巡ってます。
約40年分のアメリカンマフィアの歴史です。